中国のトランジット入国に関するリスク
中国、成都天府空港でのトランジット
短時間トランジット入国について
先月末、成都天府でのトランジットを経験しました。
今回は入国にトライしていません。
ですから私は、空港外に出ていませんが、今日は短時間ビザなし入国についてのコメントです。
お勧めできるのか
結論として、2024年8月現在も、中国での72/144時間ビザなし入国という制度があるそうですが、日本人はあまり安心して実行しない方がいいと思います。
北京、上海ではできる入国できる可能性が高そうですが、ここ、成都天府では不明。
成都双流の空港名ではできるとの書類記載はあります。
今後の両国関係によってはお勧め度も変わっていくと思います。
実際入国できるのかという問題
中国でのトランジット審査の方の行動、チェックの時間などから予想すると、中国での入国チェックは現時点では必ずできるとか必ずできない、といったものでは無いような気がします。
その時々の党からの指導次第、日本国政府との関係次第で変更される事が大いにあると思われます。
イメージとしては旅行前、あるいは、チケットを取った時点では入国できた人のブログを読んで安心していても、実際行ってみると状況が変わっていたという事が起きそうです。
また、成都(四川)担当者はNG、上海ではOKということもありそうな気がしました。
お勧めしない理由
何故そう思うのかですが、私の場合は入国しないにも関わらす、下記のような感じでした。
- パスポートチェックの窓口担当、トランジットの審査セキュリティーチェックの方の態度が「高圧的」だったこと。
表現として「態度が悪い」ではなく「高圧的」というイメージです。
少しの不審な行動や態度を見逃さないぞという印象でした。 - 当然ですがカメラの前に立たされますので写真は当局に保管されるものだと覚悟はした方がいいです。
ご存じの方も多いと思いますが、中国の顔認証は全国民数秒で判定できると聞いています。 - ボディチェックが通常よりずっと厳しく、ベルト、ポケット、手足、四肢入念にチェックされた。
- 持ち物検査は通常のX線検査でしたが、バッテリー類、スマフォ、モバイルWifi、ジンバルは細かく丁寧に全て開けて、チェックされた。
- 全身X線装置のようなものの前に立たされてチェックされた。
まあ、かなり厳しいチェックでしたよ。
これを読まれている方が、私の事を否定派の人だと括られると嫌なので一応記載しておくと
私もかなり前ですが、ベトナムへの旅行の際、12時間程度の中国へのトランジット入国をして万里の長城へ行ったり、天安門広場を見たり、北京ダックを食べたりしたことはあります。
ですから今回も上海経由で観光でもしたいなと思ってはいました。
トランジット入国にチャレンジするなら
それでも入国したいなら下記の様な事は、考えておくといいと思います。
- 例えば24時間程度のトランジットで、入国拒否された場合、空港の出発エリアから出られないままになりますのでその覚悟も必要だと思います。
- 若い方やユーチューバーの方がトライしている方もいらっしゃるようですが、入国時の担当者に交渉(抗議)して、入国にトラブルがあった場合、理屈の通る国ではないのでは。
相手を見て交渉する必要があると思いますし、強く抗議すると、拘束期間が長時間または「長期」になる可能性もあるかもしれません。
何もなく、パンダを見たり、上海見物ができたとしても
指紋、顔写真、パスポートの個人情報は完全に把握、捕捉されると思います
現時点では、VISAを取るのが正解だと思いますが、それでも行きたい方はどうぞチャレンジしてください。